キン肉マンとミートの偽善的性格(キン肉マン)
 キン肉マンは週間少年ジャンプに連載された大ヒット作である。が、しかし私はあまりこの作品をあまり好きではない。正確に言うと、初期(せいぜいハワイ遠征あたりまで)は好きなのだが・・・後半友情やら正義やらを出しまくる話ははっきり言って嫌いである。ご都合主義過ぎるきらいが大きいとか色々理由は考えられるが、(まぁあれだけ盛り上がれば醒めてると面白く感じられないのも道理ではあるが)一つには最初の超人オリンピックで描かれたあるシーンに一つの原因があるようにも思える。

 手元にコミックが無いのでうろ覚えではあるが、テリーマンが足をキン骨マンに打たれそのままの状態でロビンマスクと対戦し負ける。そこで足を怪我した状態で試合に臨んだことが明らかにされ、決勝には私の代わりに出ろとロビンマスクやキン肉マンに言われるが、テリーマンは辞退する、というシーンが描かれる。この直後のコマでキン肉マンとミートが控え室で「あそこでハイといいやがったらどうしようかと思ったぜ」というセリフが出てくるのである。2人きりの密室状態なのだが、これをテリーマンが立ち聞きしていて「ナツコ、俺はキン肉マンを殺す」というセリフがあるが、これはここではどうでもいい。問題はキン肉マン・ミート2人きりで冗談を言うような状況ではないところでなされた発言というところにある。

 個人的には、このシーンまでのキン肉マンの物語でのキャラでは別段問題とは思わない。至極当然の発言内容で、違和感は無かった。この時点では。ところが、この後の展開ではちょっとこの発言は浮きすぎる。どうしても違和感が残るように思うのだが・・・・。

 勿論、作者はこの時点でそんな遠い未来の筋など考えているとは思えないので、この時点では別に深く考えてなかったのだろう。連載が長期にわたれば最初の設定など気にしないのが通常でもあるから、まぁ気にしなければそれまでなのだろうが、どうも後半が白々しく思えてならないのは筆者だけなのだろうか・・・・。(精神的に成長するっていうタイプの漫画でもないしなぁ・・・・)


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000752 <2001/08/18>