「雄一、愛しているわ」
「そうやったのか徳湖。じつは俺も前からお前が好きやったのだ」
「よかった」
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大うそ。この小説はタイトルからわかるとおり、こんな安っぽい学園ラブコメでは決してない。本文を読みはじめるといきなり上のような展開が始まるのだが、一般的な読解力を持つ読者なら「何を企んでいる、この作者」とわかるような文章になっている。
立野徳湖はちょっとしたきっかけで(詳しい話は語られない)調味魔導士の継承者になった。
調味魔導士というのは味覚を用いて人間の能力を一時的に超人的に高める技術であり、原則として一子相伝。
ただし、継承者に異議があるときには戦いを仕掛ける権利がある。そこで、魔導を仕掛ける相手として徳湖は雄一をいけにえに選び戦いを仕掛けてきた銀山と勝負をさせる。
云々。
この辺が話の設定の話です。(嘘が混ざってたりするけど(^^;)この戦いは学校の教室を全壊させたりと周囲の影響が大きく、この結果がこの後の流浪の落語家、左方天詳の登場や、魔人デイレルとの戦いの遠因になる。(どこがあらすじや・・・)