炎のコマ

あらしの最も代表的な必殺技。大道芸の独楽回しを見て思いついた技というのはあまりにも有名である。また、技を開発した日付が特定できるという非常にめずらしい技である。(昭和55年の元旦に開発、翌2日に初披露)初詣に一平太と共に来たあらしはそこでゲームセンターを見つける。そこでは1万点だしたら自転車がもらえるというイベントを行っていた。ゲームはギャラクシーウォーズ。楽勝と思われたが(個人的には1巻の最後であれだけ苦労してギャラクシーウォーズをプレイしていたことを考えるとそこまで楽なのかなぁと思ったが)実は隕石の数が異常に多くしかも隕石自身が放射能を出すという(さとるによると2面クリアーは不可能らしい)インチキマシン。さとるはマイコンより早く手を動かさなければ無理だと言う。そこでそのための修行にコマを使い炎を出すまで手で回す練習をする。
炎のコマはギャラクシーウォーズで開発された技なのでせいぜいZ80Aより早く動かせばよいという設定になるが、今となっては炎程度では不可能であろうと思われる。
火龍紅撃ち開発時に処理速度に負ける話が出てくるが、その前の「黄金のTVゲーム」で手を光速より速く動かすシーンがあり、今後開発されるどんなマイコンにも速度的に勝てることがわかってはいる。
それ以前に、マイコンの処理速度より速く手を動かしたところで入力を受け付けられなくなるだけのような気がする・・・・
あと、炎のコマは当初、スティックと手の摩擦による炎であったはずなのだが、後になるとどうも摩擦の対象が空気としか思えないような場面が頻繁に出てくる。さらに、炎のコマの炎でしらけどりを焼いたりなど炎を利用する場面も現れる、ということは手がかなり強く燃えていることになるが、「超秘技 炎のコマ誕生!」と「地球を救え」ぐらいでしか怪我をしたような話は出てこない。知らぬ間にあらしの手は非常に特殊な物に変質してしまったのではないだろうか・・・
ちなみに炎のコマは一平太やさとるも後に出せるようになる。まぁ訓練次第で手の素早さは速くできるということだろうか
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両手大車輪

読んで字のごとく、両手で同時に操作をする技である。「TVゲームスパイ大作戦」でモンスターマンに部屋に閉じこめられた際の救済措置としておかれた2台のマシンを同時に操作する際に登場。2台の向かい合ったマシンを同時に使うためには左右の目を全く別々に使わなければならず、非常に難易度の高い技であるはずである。ただし、あらしが複眼でなければ(^^;ひょっとすると同時期に月コロに連載されていた「轟け!一番」の「答案2枚返し」がアイデアの原案かもしれないがそんなに突飛な発想でもないように思えるので、まぁすがや先生のアイデアなんでしょう。この技は2台を同時操作したいときなどにはよく使われていたようで、さらに3台同時操作では足まで使っていた。(「戦え!! ゲーム戦士あらし 」)
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炎のコマダブルアタック

両手で炎のコマを出す技。ゲーム電卓で素早く数字を消すために編み出された技。以後、なんの話もなく頻繁に使われる。この話ではあらしが転校生の女の子に惚れて骨抜きになっているところへこの子が「このゲーム電卓で高得点を出した人とつきあう」といい、対決になっていく話であったが、すばやい足し算のできる人が頭がいいかは非常に疑問が残るのだが・・・
ちなみに、両手のタイミングが狂うと火だるまになるらしい。
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炎のコマ火の玉スペシャル

炎のコマで出てくる炎を塊にしてぶつける技。「戦え!! ゲーム戦士あらし」でコウモリムカデが体をバラバラにして操作するのに対し、その頭をつぶすことで逆転を狙った物。
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炎のコマリング撃ち

グレートタイフーンの渦に炎のコマの炎を巻き付けたような技だろうか。1回目はグレートタイフーンと炎のコマを混ぜて出している技なので恐らくそうなのだろう。この技はレバーに触らなくても出せる技らしい。後に出てくるシーンでは離れた場所からリングを撃ったりしている。また、金時娘の水車オノの水を完全に蒸発させるところから普通の炎のコマより火力がかなり大きいらしい。そもそも、燃える対象がないのに炎を飛ばすだけでも十分すごい技ではある。
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人間炎のコマローリングファイヤー

あらし自身が回転してそのまさつ熱で自分自身が炎に包まれるという凄まじい技。相手が悪霊であったため、十字架を作りながら戦うというところから現れた。この時、あらしは自分の服などに積もった垢を燃やしていたため怪我がなかったらしい。しかし、長く見ても1,2分とはいえそれでも燃え尽きない垢とはどれくらいなんだろう。全体重の数パーセントはありそうだな・・・。
ところで、この時に悪霊が使ったブロックでジョイスティック操作をするというのは「天国を救え!」で霊技墓石落としという技が出てきたが、どうも魔界や霊界では石とかを操ってゲームをするのが流行らしい。
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炎のコマ火龍紅撃ち

マイコンの処理速度がこれまでの50倍以上になったためにあらしの必殺技が通用しなくなったためにさらに高速なレバー操作を行うために出っ歯を軸にして回転を行って操作をしようという技。出っ歯が軸であるためかなりの高速動作に耐えられるようになったという設定である。ただ、炎のコマの項でも書いたとおり、あらしは光より速く手を動かした経験があるので短時間ならば特にこの技は不要であることがわかる。
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指先炎のコマ

指を高速に動かしてボタンを押すことにより指先の摩擦で炎を起こす技。両手で掴んで覗くようにしてプレイするゲームであったため、普通の必殺技は使えなかった。バーチャルボーイとかならまだ大丈夫っぽいですけど・・・。当時は幾つかこの手のゲームが発売されていたような気がする。確かに立体感を出すのに大変有効な方法ではあります。今のバーチャルラリティの走りともいえましょう。
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